最近「ホームページを見てお電話しました。」という
問い合わせを度々いただくようになりました。
ありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになります。
挟間に移転してからの10年を考えても、本当に
その時々に応じた必要なことをしてきました。
毎日たくさんの荷物の積み下ろし、
夕方高尾台に着いてからも6時半まで保育をしていました。
それも職員は3人だけでした。
よく回っていたなと思うことでも、その時々は
一生懸命で何が大変なのか意識する暇もなかったように
思います。
人生も同じなのでしょう。
それからも日々いろんなことが起きて落ち込んだり、
励まされたり自分自身と向き合う学びの日々でした。
私の場合はそのうち、何か起きても学びのチャンスだと思えるように
なり、おかしいのですが何か起きることがありがたいと
思えるようになりました。
そして、なにがあってもついてきてくれたスタッフこそ
私にとってすばらしい宝物でした。
彼らがいなかったら今の楓はありません。
感謝しかありません。
そして、平成28年に今までにないピンチがやってきました。
小規模保育園になる前の年、引越しや多数の卒園生を送り出すことが
重なり、次年度園児が9名になるという存続に関わる事態になりました。
何かできる手立てを探るため私が勤めていた古巣の市役所に
行くことが多くなりました。
昔の同僚に状況を話すと、今の制度の中で生き残れる道がないか
教えてくれました。
その日のうちに由布市役所に向かっていました。
それがちょうど28年の9月のことです。
動くところに神の力が働くとシュタイナーは言っています。
まさにその通りだと実感しました。
いままで起こった色々な出来事も、たくさんの人との出会いも
自分に全て必要なことだったと心から感謝するばかりです。
そして空組は6月入園のお友達を迎えると18人になります。
楓にきてくださったこども達・お父さん・お母さん
本当にありがとうございます。
これからが喜びに満たされる日々になりますよう
職員一同心を尽くしていきたいと思っています。
あらためてどうぞよろしくお願いいたします。
園長 : 林 悦子
※このブログは、園長が保護者に毎月配布している「かえでだより」を あらためて掲載したものです。写真だけでは伝わらない一年を通した園の雰囲気や、 園長・職員の考え、想いなどを入園検討者の方や子育て中の皆様にもお伝えしていければと思います。
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