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かえでだより 2月号

  • 2020年2月3日
  • 読了時間: 2分




ここ何日間で降った雨は、梅の花を一気に花開かせたようです。


外の木々や大地に目をやると、そこかしこに小さな芽がふくらみ

雑草は生き生きと手を広げ背伸びしているのか、緑が鮮やかです。


そういえば梅の木のそばを通るたびに感じることがあります。

桜の花びらはやさしくゆらいで風に舞う時の美しさを思うのですが

梅の花はしっかりと枝につき、ゆるがない確かさを感じるのです。

桃の花も梨の花もそうなんですね。なんでしょう。一粒の重い実を

生み出す力が宿っているのでしょうか。

そばを通りながらそんなことを感じたりしました。


さて話は変わりますが、年の暮れに、楓を卒業して6年生になったY君が

大きくなったら保育士になりたいから、 私にインタビューをしたいとお母さんと訪ねてきました。


そして、保育士としての私が男の子を抱っこしている姿を 紙粘土で作ったものを見せてくれました。


作品の中で、私の足元に小さな男の子がぶらさがっています。

「この男の子はだ〜れ」と聞くと「男の子の霊」との返事。

なんとかわいらしいんでしょう。

きっとその男の子もY君自身だったのかもしれません。

思い出して涙目になってしまいました。


「どうして保育士になったん?」「何が楽しい?」

いろんな質問に答えた一言一言を一生懸命にノートに書きとどめていました。

その当時の片りんはなく、ほんとに成長した姿に胸がいっぱいになりました。

「いつか花開くときがくる」その言葉が遠くないことを感じた

ほんとに嬉しい再会の時となりました。


紙粘土の像は今ピアノの上に飾ってあります。


園長 : 林 悦子


※このブログは、園長が保護者に毎月配布している「かえでだより」を あらためて掲載したものです。写真だけでは伝わらない一年を通した園の雰囲気や、 園長・職員の考え、想いなどを入園検討者の方や子育て中の皆様にもお伝えしていければと思います。

 
 
 

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