10月に入り、とうに栗の収穫は終わり
今は柿がたくさん色づき始めました。
楓のなり物は巷に比べるとすべて少し時期が
早いように感じます。
お迎えの時にどうぞ子どもたちと収穫して
お持ち帰りくださいね。
昔々、田舎で、先を割った長い竹を使い
柿をとったことを思い出します。食に関わる思い出は
年を取っても忘れることのできない良い思い出です。
それにしても秋の実りに感謝です。
上の山で色づいた「臭木・クサギ」という名前の
低木に実った青い実をのいちゃんのお母さんが感激して収穫。
何に使うのかと不思議に思っていると、この青い実で染色をするとのこと。
「珍しい木です」とお話されてましたが、知らない私達は毎年なんと
見過ごしてきたことか。これを機に子どもたちと布を染めてみたいねと
話し合ったことでした。
さて、話は変わりますが私達職員で朝の会をしていますが
その最後にいつも「魂の暦」というシュタイナーの書いた詩を読んでいます。
紹介文の中にあった言葉です。
「悠久をめぐる季節の流れに、自分の内的生活を結びつけ
魂の活力の在処を示し、自己認識を促す」
私の言葉で言えば
「季節のめぐりの中で、宇宙や自然と自分の内なる宇宙との結びつきを
認識させてくれる詩」
そこで今週の詩です。
「大自然よ
母なる生命よ
私の意思の力が
あなたを支えます。
この意志の灼熱は
私の霊のいとなみに光を投げかけ
自分で自分が支えられるような
強い自己勘定を育てます」
私はその日、めずらしく朝から体が重たいと感じていました。
自分の体の重さを疎ましく思いながら、魂の暦をみんなで読んだ時
私の心に石を投げられたように感じました。
「自分が自分で支えられるような強い自己感情を育てます」
私の体も心もスッと立つような言葉でした。
いろんな出会いや言葉に助けられ
又日々を過ごしていけます。
体調のことをるり子先生と話している時
やはりその日の詩に助けられたと話していました。
共感できる仲間がそばにいることも
助けられ、感謝するばかりです。
園長 : 林 悦子
※このブログは、園長が保護者に毎月配布している「かえでだより」を あらためて掲載したものです。写真だけでは伝わらない一年を通した園の雰囲気や、 園長・職員の考え、想いなどを入園検討者の方や子育て中の皆様にもお伝えしていければと思います。
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